わかりやすくハンディな分量で すぐ読める

何が検討され何がわかったかを 簡潔に記述

遺跡から考古学の面白さ、 楽しさを伝える

カラー写真と工夫された図で 見ても楽しい

新泉社
シリーズ「遺跡を学ぶ」第1期全30冊
A5判・96ページ・本文オールカラー
各巻定価1500円+税

2004年1月刊行開始
監修 戸沢充則

2004年1月、新シリーズ「遺跡を学ぶ」の刊行が始まります。
監修者の戸沢充則氏は、日本考古学協会「前・中期旧石器問題調査研究特別委員会」委員長として、旧石器発掘捏造事件の検証調査にあたった責任者です。
発掘の原点から考古学の本質を問い、将来の考古学研究の礎となるよう、また、一般読者に遺跡発掘の“感動”をダイレクトに伝える「見て楽しい」本となるよう、俊英の研究者たちが真摯に取り組み続けているシリーズです。

第1回配本 2004年1月10日

第1巻 


北辺の海の民・モヨロ貝塚



米村 衛(網走市立郷土博物館学芸員)


5世紀、北海道オホーツク沿岸に、北の大陸からやって来たオホーツク文化人が独自の文化を花開かせ、9世紀にこつ然と消えた。この北辺の海の民の暮らしを、その中心的遺跡「モヨロ貝塚」から明らかにし、古代のオホーツク海をめぐる文化交流を描く。

第2巻


天下布武の城・安土城


木戸雅寿(滋賀県文化財保護協会技術主任)


織田信長が建てた特異な城として、いくたの小説や映画・TVドラマで描かれてきた安土城。近年の考古学的発掘調査により、通説には多くの誤りがあることがわかった。安土城の真実の姿を考古学的調査から具体的に明らかにし、安土城築城の歴史的意義を探る。

第3巻


古墳時代の地域社会・三ツ寺汕竦ユ


若狭 徹(群馬町文化財保護主任)

群馬県南西部には、イタリア・ポンペイのように、榛名山噴火の火山灰の下に5世紀の景観と生活の跡がそのまま残されていた。首長の館跡を中心に、古墳・水田経営・農民の住居跡の発掘調査や渡来人の遺物などから5世紀の地域社会の全体像を復元する。

必読!好評発売中

『考古学のこころ』

戸沢充則  新泉社 ¥1700

旧石器発掘捏造の反省を風化させてはならない。真相究明に尽力した考古学者が、初めてその経過と心情を語り、自らの研究の検証と、学問の道を導いてくれた先人の学績を通じて、考古学のこころの復権を熱く訴える。

ISBN4-7877-0304-8

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