2004.11.19.up


■ 新泉社 新刊 2004年12月刊 ■

八木澤高明 写真・文『ネパールに生きる ─揺れる王国の人びと』

ヒマラヤの美しい大自然に囲まれたのどかな暮らしbb。そんなイメージとは裏腹に、反政府武装組織マオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)との内戦状態が続き、王国は大きく揺らいでいる。
ネパールに通い続ける写真家が、軋みのなかに生きる民衆の等身大の姿を内側から丹念に活写。
10年間の取材を集大成した、珠玉のフォト・ノンフィクション。

八木澤高明ホームページ http://homepage2.nifty.com/yagisawa/
八木澤高明的亜細亜   http://www.a-street.net/yagisawa/


 [プロローグ] ヒマラヤの向こうへ
 [児童労働] こどもたちの現実
 [王宮事件] 見えざる王室の闇
 [マオイスト氈n 銃を取る若者たち
 [マオイスト] 出口なき混迷
 [グルカ兵] 忘れられた兵士たち
 [アウトカースト・バディ] 逃れられない宿命
 [エイズ] 日常に潜む影
 [東電OL殺人事件] 夫の無実を信じて
 ある女性兵士の生と死bbあとがきにかえて

推薦
井家上隆幸氏
「農村の住民、子どもたち、銃を取って戦って死ぬしかない若者たち、悲しいなりわいの女たち――、八木澤高明が切ない思いで撮った写真の顔は、涙もなく笑みもない。ひたとみすえた切れ長な目は、夢や希望や絶望や怨み、いっさいを超えてひたすら〈平等〉の理想郷を幻視しているかのようである。」


*** 写真展情報 ***


八木澤高明 写真展
「ネパールに生きる“揺れる王国の人々”」

  期間:2004年12月6日(月)
     〜12月11日(土)
  場所:gallery & ber nagune
       tel. 03-3209-8852
       http://www.nagune.jp/


▼NR出版会のネパール本

・小倉清子
 
『王国を揺るがした60日』 亜紀書房(1999年)2800円+税

・アジアプレス・インターナショナル 編
 
『隠されしアジア』 風媒社(1998年)2000円+税
 
・アジアプレス・インターナショナル 編
 
『アジアの傷 アジアの癒し』 風媒社(2000年)2400円+税
 
・根深 誠
 
『ネパール縦断紀行』 七つ森書館(2004年)1900円+税

・名和克郎
 
『ネパール、ビャンスおよび周辺地域における儀礼と社会範疇に
  関する民族誌的研究』
 三元社(2003年)6000円+税

 

▼新泉社の海外ノンフィクション

・松浦範子 文・写真
 
『クルディスタンを訪ねて』 (2003年)2300円+税
 
・中島由佳利
 
『新月の夜が明けるとき』 (2003年)2200円+税
 
・会田法行 写真・文
 
『Street of Baghdad』 (2004年)1800円+税
 
・郷司正巳 写真・文
 
『ベトナム海の民』 (2003年)2000円+税

・レジス・ドブレ
 
『新装 ゲバラ最後の闘い』 (1998年)1700円+税
 


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